JPOP界の異端児!?独自の花道を行く唯一無二のパフォーマー

イチナナを代表するトップライバーさんを紹介する『ライバーストーリー』、
第12回目の今回は、『お座敷歌舞伎』という独自のパフォーマンスをイチナナ配信で繰り広げる「suketorarin」さんにお越しいただきました。
配信内で見せる穏やかな顔、その内に秘められた熱い情熱に触れてきました。

さっそくですが、歌舞伎を取り入れた独自のパフォーマンスは、どうやって生まれたのでしょうか。

僕は日本人らしいと言うか自分らしい音楽を追求していく中で、日本人としての詩の世界を表現するためのメロディや、声質であったり音であったりを追及していって、 元々あった日本の古典芸能に行き着いたんです。
今配信の中で「お座敷歌舞伎」という名前でやらせてもらっていますが、それはオーディエンスの方と面白がって「エセ歌舞伎」とか「一人歌舞伎」とか言っている中で、『お座敷歌舞伎』というものが出来上がって、語呂が良く面白いなというところから生まれたんです。

『お座敷歌舞伎』という名前は配信の中で誕生した言葉だったんですね!『お座敷歌舞伎』スタイルを確立する前は、どのようなジャンルで音楽活動をされていたんですか?

歌謡ブルースです。バーやスナック、ホストクラブで演目の時間をいただいて歌っていました。当時は金髪で、ホストみたいな格好をしてギターを持って、低いトーンでおとなしいブルースを、夜をテーマにして歌っていたんですよ。

今の「suketorarin」さんからは全く想像ができません…!なぜこんな劇的な変化を遂げたのでしょうか。

今の音楽の源流になっているのは洋楽ですよね。例えば、英語に聞こえるとかっこいいとか、英語と混ぜてそれが流暢なのがかっこいいという価値観が、自分が考える日本人としてのアイデンティティや生活様式とは乖離していると思っているんです。
音としては英語の方が多いですから、深みがあったり技術的にも上だったりというのは分かりますし、オーディエンスとしては洋楽の方が良いと思うかもしれないですけど、自分の生活や自分の人間関係について歌うにあたっては、英語に聞こえる方がかっこいいとか英語のフレーズが多いという音楽の進化に対して一石を投じたくなったんですね。
かと言って、演歌や古典芸能では今の生活や景色とは壁ができてしまっているので、古典でもなく演歌でもないもので、自分の感情や生活などを表現できることを探した結果です。

なるほど、自分らしい音楽表現を追求した結果、今の「suketorarin」さんが生まれたんですね。「suketorarin」さんがイチナナを始めたきっかけはなんだったんでしょうか?

さっきまでの話だと音楽活動を頑張っていたように聞こえますけど、曲を発信したり音楽活動したりすることが実はすごく苦手で、2年ぐらいライブをしていなかったり、ライブに誘われても断ったりと、とにかく引きこもりになっていました。
そのことを知った友人が、「向いているんじゃないか」って勧めてくれたんです。
ただスマホを持っていなかったので中古でスマホを買うというところから始めました。

スマホを買うところからのスタートだったとは!
「suketorarin」さんの配信はパフォーマンスも素敵ですが、とても優しい人柄がにじみ出ていますよね。

優しい人と思われたいからというわけではないんですが、一つ意識していることといえば、歌以外の部分で嫌われたくない。
それに、好きになってもらうことだけは良いことだと思っているんです。そのために思いつく限りいろいろやっています。

思いつく限りというのは、例えば?

テレビやSNSでも取り沙汰されていますけど、何かの発言によって誰かが傷付いているとか、あちらを立てればこちらが立たないみたいなね。
それを追求すればきりはないですけど、こういうことを言ったら誰かが傷つくかなあとか、この言葉遣いは誰かが怒るかなあとか、それはずっと常に頭の中にありますね。

細かいところまで気を配りながら配信をされているのですね。配信を始める前と現在では活動内容はどのように変わりましたか?

ライブなどへのお誘いが増えました。
イチナナを始めたことによって、ライバーさん同士でライブイベントを企画したりとか、もしくはフェスみたいなことに声をかけてもらったりだとかということが格段に増えて、頻繁にあります。
ただ忙しかったりもして、今まで全部断ってしまっているんです。
それは今後変えていきたいと思っています。

全部断っているということは、オーディエンスの方は「suketorarin」さんの生パフォーマンスを見たことがないんですか!?

イチナナ主催で開催した「ミュージックフェスティバル」と、「超ライブ配信祭」の2つには出演しました。ミュージックフェスティバルには、ドイツやロンドン、北海道、沖縄、福岡、熊本と、いろんなところからお客さんが来てくれましたね。
一番印象的だったのは、ミュージックフェスティバルが決定した翌日に心筋梗塞で倒れてしまった、私のアーミーになってくれている方が、名古屋から杖をついてミュージックフェスティバルに来てくれたことです。

海外からファンの方がいらっしゃるなんて、場所を問わず配信が見られるイチナナならではですね。ライブをしなくなったと仰いましたが、活動の場をイチナナに移してよかったですか?

もちろん。イチナナを始めて良かったと思っています。
ファンの方はイチナナ以外のライブにも出てきて欲しいみたいですけど、いつでもファンの方に見てもらえるということはとても感謝しています。

 

来るべき場所に来たという感じなんですね。「suketorarin」さんを求めてくれるオーディエンスの方は、どんな存在ですか?

大袈裟に言うと、 今の僕のアイデンティティの全てと言うか、自分の存在理由ですね。
どうやったら楽しんでもらえるかとか、後ろ向きなことを言えば期待を裏切らないようにしないととか、サボっていたらダメだなとか、どっちの意味でも励みになる存在です。
強大な力というか、自分が呑み込まれそうになるくらいの勢いを感じるのは初めてのことなので、プレッシャーでもありますけど、ありがたい存在です。
ファンの方の存在で、自分が変われたように思わせてもらっているし、一丁前に人気になったような錯覚もさせてもらっています。笑

とても支えられているんですね。これから、イチナナでやりたいことはありますか?

まず面で伝わる理屈抜きの単純さと、それが長続きする奥深さが目標なので、もっともっと単純に、もっともっと面白おかしく見てもらえるようにあれたらいいなって思います。
普通に喋っているところも、仰々しい歌舞伎の演目のところも含めての『お座敷歌舞伎』を楽しんでいただけたらというのが目標ですね。

これからも『お座敷歌舞伎』で多くの人を魅了していってほしいです!
「suketorarin」さんにとってイチナナはどういう存在でしょうか。

人生を変えてくれたきっかけです。今まさに変えてもらっている最中です。
イチナナで「17 Moment Award」という賞をいただいたのは本当に嬉しかったですね。
表彰のとき扉が開いた瞬間、たくさんの人が拍手をして出迎えてくれる中を入場したことは一生忘れないと思います。多分死の床で思い出します。笑

ありがとうございました!

終始穏やかに語ってくださったすけとらりんさん。多くのオーディエンスの方に慕われる理由が分かります。普段の穏やかさとは裏腹に、熱いパフォーマンスを見せてくれる『お座敷歌舞伎』配信は、1日おきに20:00~翌3:00の間で配信中!ぜひ遊びに行ってみてください。